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2015年08月03日

燃費が上がるエアコンの使い方

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連日の猛暑に、車のエアコンは欠かせませんね!最近では省エネ意識が高まり、家庭や職場のエアコンの温度を28度に設定することも増えてきました。車のエアコン(冷房)も温度を高めに設定するとガソリンの省エネになるのでしょうか?

■家のエアコンと車のエアコンの違い

家のエアコンは「冷房」と「暖房」の両機能を持っていて、夏は外気温より5度~10度冷やしますが、冬は外気温よりも10度以上高い設定で暖房を使用しますので、冷房よりも暖房にコストがかかります。

一方、車のエアコン場合、実は「冷房」機能しか持っておらず、「暖房」はエンジンの余熱で完全にまかなえるため、家とは逆で、冷房のコストの方がかかります。

■エアコンのスイッチの使い方

  • A/C
    冷房と除湿のスイッチです。窓のくもり除去は冷暖問わずこのスイッチを使います。
  • AUTO
    車内を快適に保つよう、温度・風量・吹き出し口を自動で調整してくれます。
  • 送風
    風を車内に送ります。温度調整で温風にも冷風にもなります。
  • 内気循環
    外の空気が汚れているときや、冷暖房を早く効かせたいときに使用します。
  • 外気導入
    換気や窓のくもり防止のために外の空気を取り入れる際に使用します。

■エアコンの設定温度で車の燃費は変わります!

車のエアコンも家のエアコンと同様、車内を設定温度にするためコンプレッサーのON・OFFを行います。ONになるとコンプレッサーが作動し、エンジンに負荷がかかります。エンジンの負荷を補うために、アイドリングの回転数が上がります。アイドリングの回転数が上がれば、エンジンに負荷がかかるので燃費が悪くなります。

つまり、外気温と設定温度の差が大きいほど負担は大きくなります。

エアコンよりも送風の方が燃費への影響は少ないですが、風量が多いほど電力を使って発電量が増えるので、これも燃費に影響します。

燃費に1番影響するのは、やはり「A/C」スイッチです。夏場でも送風を使ったり窓を開けて走れば快適な時間帯は、A/Cスイッチをこまめに切るようにし、車内が冷えすぎないよう設定温度を調整しましょう。

炎天下に駐車する際は、サンシェードなどで車内の温度が上がりすぎない工夫をしましょう。また、炎天下に駐車して外気温以上に車内が温まった車に乗る際は、まずドアや窓を開放して車内の空気を入れ換え、外気温と同じになるまで冷やしてからエアコンを付けると、効率よく冷やされます。

こまめな温度・風量調整が面倒な場合はAUTOモードにしましょう。冬のAUTOで自動でA/Cが入ってしまう場合は、手動でOFFにしましょう。

■エアコンフィルターは定期的に交換しましょう!

エアコンフィルターは定期交換部品です。花粉やほこりで目詰まりするとエアコンが効きにくくなり、コンプレッサーに負担がかかりますし、汚れが溜まって悪臭の原因にもなりますので、毎年または12,000kmごとにエアコンフィルターを交換しましょう。

また、エアコンを使わない季節でも、月に1回はエアコンを数分稼働させると、コンプレッサーにかかる負担が軽減されて故障が減ります。

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