小原自動車工業

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2014年09月26日

エンジンを冷やしてオーバーヒートを防ぐ重要な部品「ラジエーター」

車内部

名前だけは知っていても役割があまり知られていない「ラジエーター」。高温になったエンジンが壊れないように、冷却水を通して温度を下げるという、実はとっても重要な役割をしている部品なんです。

ラジエーターの「冷やす」仕組み

ラジエーターは、ボンネットを開けたフロントグリルの内側にあります。フロントグリルから入ってくる走行風で、ラジエーターを通る冷却水を冷やします。さらに、冷却ファンを使用して内側からも冷やします。効率よくエンジンに冷却水を通してエンジンの温度を下げて、温まった水をまた冷却してエンジンを冷やし続けています。

オーバーヒート

冷却水をうまく冷やせていないときに起こる現象を「オーバーヒート」といいます。オーバーヒートの原因は以下のようなことが考えられます。

  • 渋滞時で走行風が入らない
  • 冷却ファンが壊れている
  • 変形して空気のとおりが悪い
  • 部品の劣化やひび割れで冷却水が漏れている
  • メンテナンス不良で内部がサビて通路をふさいでいる
  • 冷却水の交換時にエア抜きがきちんとできていない

オーバーヒートを起こすと、走行できなくなるのはもちろん、エンジンの修理で高額な出費になることもありますので、ラジエーターのメンテナンスはきっちりと行いましょう。

ラジエーターのメンテナンス

メンテナンスの際に気をつけたいチェックポイントをご紹介します。

  • 冷却水の液量が適量入っているかどうか(サブタンクも含む)
  • 冷却水の性能で、さび止めや凍結防止効果が十分かどうか
  • ラジエーターキャップは適切な圧が保てる状態かどうか
  • ラジエーターホースのゴム部が劣化していないか
  • ラジエーターコアは曲がっていたり詰まっていたりしないか

ラジエーターキャップは単なるフタじゃない!

エンジン内を通るときの冷却水は100度を超えて沸騰してしまう可能性があり、沸騰による内部破損を防ぐために、沸騰しないように水路内をラジエーターキャップが加圧して調整しています。車検時にテスターで測定して、圧の低下が見られたら交換しましょう!自分でラジエーターキャップを外すときは、熱気や高温の液が噴出して大変危険ですので、朝1番の始動前など、完全にラジエーターが冷えているときに作業しましょう。

オーバーヒートを未然に防ぐために

予防のメンテナンスはもちろんですが、走行中にパネルの水温計にも時々目をやる習慣を身につけましょう。いつもより高温だと感じたら、すぐにエンジンを切ってエンジンを冷やしましょう。

オーバーヒートが起きてしまったら

エンジンをかけたまま車を停止して、冷却ファンでラジエーターを冷やしながら、ボンネットも開けてさらに冷やしましょう。やけどやケガを防ぐため、冷たくなるまでは部品に触らないようにお気をつけください。

 

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